summersunday’s blog

忘れてしまいたいことや どうしようもない悲しさに 包まれたときに男は ブログを書くのです

「あの美容室の女の子、ぜったい僕のこと好きっすよ」の後日談を語らせてくれ

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(ぱくたそ:思い出にさようなら)

 

こんにちは。

 

恋するはてなブロガー、なかむーです。

 

これは20代半ば、モテたくて美容室に通っていた、とある男の物語。

 

あの美容室の女の子、ぜったい僕のこと好きっすよ

男の勘違い

同期の女の子に、「ぜったい髪の毛染めたほうがかっこいいよぉーー!」という言葉につられ、僕は初めて髪の毛を染めた。

 

20代半ばだった。

 

社外に出ることもない仕事なので、髪の毛や外見、服装に関しては細かいことを言われない会社だった。どれも個性として認められる雰囲気だった。

 

すこし茶色っぽく。そういって染めた髪の毛に、自分で年齢相応に見れるなあと感心した。ちょっと年上に見られることが多かったのだ。

 

メガネはコンタクトレンズに。モテた。正直いって、けっこうモテた。看護師の彼女もできた。合コンでお持ち帰りもした。ユニバデートもした。

 

美容室の女の子と

いままで床屋だとか美容室でする世間話が苦手だった。しかしながら、会社から自宅に帰る途中にある美容室で、担当してくれた女の子との世間話は苦でなかった。

 

同い年ということもあり、しらずと話があったし、髪の毛も

「お任せで」

 

と言えば、かっこよく仕上げてくれた。ああ、こんな嫁さんがいたら、楽しいだろうなあ。彼女がいながらも、そういったことを考えていた。若かったのだ。美容室での話くらい、許してもらえるだろう、と。

 

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女の子の営業トーク

仕事の話をすることもあったし、関係のない話をすることもあった。むこうの愚痴を聞いたり、地元の話を聞かせてくれることもあった。大分の出身で、実家ちかくにはたくさん温泉があるのだとか。

 

自分もさすがに、営業トークであることは分かっていた。思わせぶりだ、気にするな。そう思いながらも、何度も通ううちに、気になっていく。

 

髪の毛も切ってくれたし、お店に内緒で眉毛カットもしてくれた。シャンプーしながら違う感触があったのも覚えている。

 

定期的にハガキが届き、そろそろカットきませんか?カラーもやりますよ。お手紙の文章は心がこもってた。

 

間違いない、あのこぜったい僕のこと好きや!

 

男は勘違いしていた。

 

会社ぐるみで協力してもらう

会社のちかくにあった美容室で、会社の後輩の男の子も同じ美容師さんに切ってもらっていた。

 

みんなに同じような話をするのか聞いてみたところ、そうではないようだった。僕の話をしきりと聞いてくることもあるようだ。舞い上がった。

 

頼む、僕の良いイメージで話しといてくれ!ありがとう!後輩よ、ありがとう!

 

会社ぐるみで協力してもらい、どんどんお互いの距離が縮まっていく。(と思ってた)

 

別れと転勤

別れは突然でもなかった。当時付き合ってた彼女は、結婚したい年齢や、子供を生みたい年齢、将来設計を細かく教えてくれた。自分の方は、仕事も楽しくなってきた頃で、まだまだ遊びたい気持ちが強かったし、なにより浮ついていた。自信もなかった。そんなかたちで、だんだん素っ気ない関係が続き、結局わかれることになった。ふられたんだと思ってるけれど、ちゃんと話し合った。

 

そのあと、転勤が決まった。転勤をきっかけに結婚を決意するなんて話をよく聞くけれど、その前にふられていたので、「いぇい!東京でパーティするぜぃ!ひゃほぉー!」という謎のテンションだった。

 

美容師の女の子にも転勤を告げた。想像通りか、それ以上に悲しい顔を見せてくれた。嬉しかった。また帰ってきたら髪の毛切りにきてね、と言われた。なにがきっかけか覚えていないけれど、たしか自分から番号の書かれた紙切れを渡して連絡先を交換した。

 

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転勤祝いの食事会@先輩の自宅

転勤が決まって、会社の本当に仲の良い先輩に、

「お家で手料理食いたいっす!先輩の奥さんの手料理食いたいっす!」とねだった。

 

先輩もめちゃくちゃ愛妻家の、仕事はめちゃくちゃデキるし、家庭をなにより大事にする尊敬する先輩だった。その先輩と、一緒の部署の同期と、直属の上司でおうちにお邪魔して食事会を開催してもらった。

 

激励を受けて、仕事のことはそっちのけで、楽しい話ばかりしていた。

 

奥様も食事の用意を終え、一緒に食事しているときに、恋愛相談にのってもらっていた。僕はお酒の力も借りながら、「美容室の女の子が気になってるんですよ!ぜったい僕のこと好きっすよ!」と力説した。

 

先輩も奥様も上司も同期も口をそろえて言う。

「騙されてるで。気を付けや!ぜったい騙されてるで。」と。

 

後日談(本題)

結局のところ、ぼくはそのまま転勤した。最後に食事に行ったけれど、1回の食事でどうこうできるほどの進展はさすがに難しかった。進展したとしても、距離がハードルになると感じていた。ぼくは自分の気持ちを抑えていたし、相手もそうだったと願う。

 

しばらくは仕事ばかりで奮闘していた転勤後の生活も、すこしずつ落ち着いた。

 

友達が多いこともあり、仕事でも本社に呼ばれることもあったので、新幹線で何度か戻ることもあった。

 

そんな中で、ひさびさに連絡をしてみると、またごはんに行けた。帰ってくるタイミングに合わせて。故郷の話や、会社の話をした。内容は正直ぜんぜんおぼえていない。

 

転勤先ではちかくの床屋に通っていることを教えると、「わたしが切ってあげたい!」と言ってくれた。お酒があったのか分からないけれど、家のない僕はホテルをとっていたけれど、家がないことにして泊まってもいいか聞いてみた。

 

あとは、有料noteにでも続きを書くことにする。

 

「先輩、あの子、僕のこと好きでしたよ!」

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