営業職として、転職をしました。
私立文系の大学卒。その体験について、書いてみます。何度か転職しているので。
転職体験FAQ
質問集
・なぜ転職しようと思ったのか?
・求人を選ぶ時に見ていたものは?
・志望動機はどうすれば?
・職務経歴書を書く時に気をつけた点は?
・未経験職種ってどうなの?
・何社に応募した?
・前社とどう変わったのか?
なぜ転職を?
自分自身は、「もっと大きな会社で仕事してみたかった。」がひとつのポイントかもしれません。
営業で外回りをしていて、
・実績がない
・聞いたことないから頼めない
・商社を通してやってほしい
など会社の知名度が無いために受注できずに悔しい思いをしたことが続いていたことがきっかけです。その他にも、職場の人間関係や、仕事の時間的な拘束が長かったというのもあります。
求人で注目していたのは?
大学生のときは、資本金や従業員数、売上高、売上推移など規模的なことを注目して見ていましたが、転職時には福利厚生や、賞与実績、年間休日、残業時間なども注目していました。
福利厚生
理想をいえば、社員限定で旅行先などの割引があったり、使える施設(ジムとか)があったりすることなどもいいですし、会社製品を割安で購入できるというようなものもあったりします。社員旅行や、有給休暇なども含まれると思います。モチベーション維持の面では福利厚生って大事だと思います。社宅の有無や、家賃補助なんかも大きな差になりますよね。
賞与実績
ボーナスは大きな金額なので、よく見ておきたいところです。転職活動をしていて、早く辞めたいから転職したらボーナス無かった、なんてことは避けたいです。目安は年間4か月、夏と冬で2か月ずつ欲しいところ。不況だと年間で2~3か月とか、もらえるだけ有り難いという業界もあるようですが、自分が就職していた製造業は2か月以上ありました。業績がいいと最大3か月など。昨年度の組合員(管理職を除いた従業員)の実績などが見られるといいですが、面接で聞くのはナンセンスかもしれません。希望年収で回答したらよいかと思います。
年間休日
業界によっては100日をきるところもあるようです。理想は120日以上。土日祝休みだと120日~125日くらいの会社が多いです。110日をきると、毎月何度かは土曜日出勤があるようです。部署によっては異なることもあるので、しっかり確認したほうがよいと思います。
残業時間
これが原因で退職を決意する方も多いはず。100時間を超えている会社であれば、同じ給料で残業が半分、という転職先を見つけることも可能になるかもしれません。45時間がひとつの目安となるような気がします。固定残業代などの会社は、40~50時間が毎月残業があると考えておいたほうがよいと思います。定時は17時だけど、残業代は18時以降、なんてこともあるようです。
残業平均も、どのように算出しているかによるので、全社であれば、毎日定時で帰る部署も含んできます。自分が配属される部署が毎日終電、なんてことがないか確認できるといいと思います。やっぱり理想は30~40時間以下くらいの残業代がいいですよね。
志望動機って?
自分の場合は営業職でした。有りがちな例では、
・もっと顧客(エンドユーザー)と近い営業がしたい
・もっとスケールの大きな仕事がしたい
・成績に応じた給与が欲しい
などでしょうか。給与が欲しい、は営業として貪欲でいい評価がもらえることが多かったように思います。スケールも、規模が大きな商売がしたいという意味で、大きな会社に行ける口実になると思います。顧客と近い営業は、商社だとか中間業者的な立ち位置の方が、実際に商品や商材を使う人の顔が見れる営業がしたいというときに使える文句だと思います。
職務経歴書のポイント
・数字(売上や目標達成)
・意欲
・テンプレ頼り
・エージェント頼り
数字はあるなら書いた方がいいですし、いいことだけ書けばよいかと思います。年間目標100%達成!など。
意欲は20代~30代前半では一番大事な部分なのかもしれません。もっと○○したい!もっと○○に働きたい!それが御社であれば叶う!とゴリ押したらよいと思います。
テンプレは大手転職サイトに登録したら出てくるので、それに沿って書くと自然とシュっとしたのが書けるかと。
エージェントさんに添削してもらうとより効果的。サイトで就職するにしても、エージェントさんは手伝ってくれると思います。1回は面談があるかと思いますが。
未経験職種?
営業系で未経験OK、大量募集系はオススメできません。
入ってみたら「チラシ配り終わるまで帰れま10」だったとか、「テレアポ1日100件」とか。世間様の冷たい視線と対応に耐えられるなら大丈夫だと思いますが、なかなか辛いみたいですよ。不動産、保険、証券などよく営業職募集出てますよね?
あとは小売りなどは未経験OKなどの正社員募集を見ます。ご自身が一定のキャリアを積んでいると考えるのであれば、経験職種でトライするのが正攻法だと思います。
何社目で内定?
自分自身は面接が得意なほうだったので、口から出まかせでいろいろと話して、1次選考はすんなり通ることが多かったです。希望年収のところや、前職を辞める理由などのところをうまく切り抜けられるとよいと思います。1社目~2社目で内定、というパターンが多かったです。転職サイトでは、企業からオファーが来たりしますし。書類選考で落ちることは多かったかもしれません。規模の大きな人気企業は特に。それでも大学生の就職活動よりずっと上手くいった記憶があります。
前の会社との違い
1回目の転職はスケールの大きな会社に行きたいという希望で、文字通り扱う金額のケタが一つ増えました。数千万を営業マンひとりが動かせるようになりました。
良かった点は、
・スケールの大きな仕事ができるように
・会社のブランド力
・福利厚生(社宅に住めて実質手取りUP)
悪かった点は、
・ペーパーワークが増えた(ルーティンだけで半日終わる)
・会社の意思決定まで時間がかかる(資料作成が大変!)
といったあたりが思いつくところです。
さいごに
自分自身は、転職経験がとても活きているように感じています。会社が倒産してもなんとかなるマインドを持つこともできましたし、会社が不満に思ったら辞めて他の仕事を見つけようということも考えられるようになりました。
収入を維持することは難しいかもしれませんが、仕事は探せばいくらでもある、とも感じさせてくれたように思います。
転職活動でもしお悩みなことがありましたら、お問い合わせいただけましたら、自分にできることは回答したいと思います。
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